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マニラのおかゆファストフード店が創業30周年

店名の「Goto」は「Go To(行く)」という英語ではなく、おかゆという意味のタガログ語

店名の「Goto」は「Go To(行く)」という英語ではなく、おかゆという意味のタガログ語

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 マニラ全域で30店舗を展開するおかゆをメーンにしたファストフード店「Goto King(ゴトウ・キング)」が今年、創業30周年を迎えた。

店構えは鮮やかな黄色でいかにもファストフード店

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 1984年にテレッサ・デュラ・ロウレルさんが2メートル四方のカートでおかゆを売り歩き始めたのが同店の起源。「当時劣悪だった、屋台での食事環境や貧相なメニューをなんとかしたい考え。清潔な店舗と工夫を凝らしたメニューを用意した。安く、温かい食事でおなかいっぱいにできることから『おかゆ』がメーンになった」とテレッサさんは当時を振り返る。

 人気メニューは鶏のスープベースにショウガを加え、トロトロに煮込んだモツと卵が入った「Goto Supreme(ゴトウ・スプリーム)」(78ペソ=約203円)、「豚のローストとスクランブルエッグ、焼き飯、コーヒーのセット」(70ペソ=約182円)など。

 フィリピンではおかゆは人気のある食べ物。いろいろと種類が有り、生米から作る「Lugaw(ルガウ)」は日本の白かゆに相当する、ゴトウは鶏や豚などのモツやスープで作られたかゆでショウガなどの薬味が入る、中華かゆも広く食べられており「Congee(コンジー)」と英語で呼ばれる事が多い。

 「今後も味を守りつつ、より多くの来店客を迎えられるよう、店舗を増やし工夫を重ねていきたい」とテレッサさんは力を込める。

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