フィリピンで新5ペソの流通始まる

フィリピンで新5ペソコインの流通が始まった 新5ペソの表面には秘密結社「カティプナン」を率いて武力革命を目指した「アンドレス・ボニファシオ」。フィリピン史上最速で発展している町の名前にもなっている英雄。ボニファシオは志半ばで仲間に排斥され殺されるのだが、ボニファシオ殺害を主導したと言われるのが旧コインの図柄となっているフィリピン初代大統領エミリオ・アギナルド。 ボニファシオが貧乏な家庭に育ち、平等に重きを置いた革命後の社会を目指したのに対し、裕福な名望家家庭に育ったアギナルドたちは貧富の格差を容認し路線対立を起こしたと言われている。 その後、大戦中アギナルドが日本軍に協力し裏切り者と非難されたこともあり、悲劇のヒーローボニファシオは庶民の間では熱狂的な人気がある。 新コインの裏面はフィリピンで最も美しい花とも言われる、絶滅危惧種のつる植物「ヒスイカズラ」。花言葉は「忘れないで」と言うのもイカしている。(2018-02-23)
関連記事を読む