マニラ首都圏マカティ市に2月7日、日系美容サロン「Junca Beauty Label(ジュンカ ビューティー レーベル)UG17 Pasong Tamo City Land Tower, Makati City」がオープンした。
サロンを企画する永留久之さんは日本でミスユニバースの講師も務め、日本とフィリピンを股にかけて活動する。2016年2月にはマニラ首都圏北部のケソンシティーに高級志向のサロンを開いており、今回の出店で2店舗目。マカティ店ではよりリーズナブルな価格と相応のサービスで中流層の需要に狙いを定めているという。
店名の「junca」は日本語の「純化」から。永留さんは「マニラでもスタイルを追い求めるばかりに髪に良くない施術や間違った薬剤が横行している。欠点を隠す足し算ではなく、本来の美しさを引き出す引き算の美を広めたい」と意気込む。
ケソン店と同様に本質美を引き出すことをコンセプトとしたヘアサロン事業と新たに日本から導入したネイルプリンターを用いたネイル部門にも力を入れる。新たに導入したプリンターは爪に直接好きな画像やイラストを印刷できるというもの。「あらかじめ用意しているイラストのほか、持ち込み画像もプリントできる。オンリーワンのネイルを体験してほしい」と呼び掛ける。
今後は同じくマカティ市中心部のメディカルプラザ内にケソン店と同じ高級志向の店舗を4月に開く予定。「マニラは若者が多く、募集すれば優秀な人材が多く集まる。1回の募集で100人以上の応募があり、書類選抜後3年間で200人以上を面接し、厳選採用してスタイリストを育成している。指導時の言葉遣いやメソッド、給与体系などのノウハウを蓄積してきており育成も軌道に乗ってきた。2016年はカスタマーサービスエクセレンスアワードというサービス業のコンテストで金賞を頂くこともできた」と永留さんは自信を見せる。年内にマニラ首都圏に10店舗展開する予定で、「出店ペースを速めていきたい」とも。
営業時間は11時~20時。現在はソフトオープン中で、3月のグランドオープンを目指す。