マニラ首都圏で12月14日から日本のアニメ映画「君の名は。」が上映される。
複数週に渡って上映される日本映画は新城毅彦監督の「四月は君の嘘」に続く2作品目。フィリピンの現地メディアはこぞって、「スタジオジブリ」の高額興行収入作品を軒並み「ゴボウ抜き」にしている同作品の勢いを報じており、日本だけでなく中国でも多くの観客が劇場に詰めかけていると評価している。
日本のアニメはフィリピンでは根強い人気がある。アニメをきっかけに日本文化に興味を持つ若者も多く、SNSではアニメの題名「NARUTO」の語源や、ラーメンにトッピングされる練り物の「なると」が詳しく解説されている投稿なども存在する。
「君の名は。」についても、ストーリーや背景などを解説した投稿が早くも見られ、マニラのアニメファンの期待の大きさがうかがえる。
マカティ市内のモールで美少女フィギュアを物色中のマーク・マタさんは「絶対に見に行く。作品では男女が入れ替わると予告されている。僕も美少女になってコスプレを楽しみたい」と笑顔を見せる。
フィリピンの映画館はほとんどが大型ショッピングモールのシネマコンプレックスにあり、ハリウッド作品の公開は日本より早いことが多い。音響や設備なども良く、3D、4Dの上映もできるスクリーンもある。