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マニラのプリペイド式ビープカード、利用可能サービス広がる ファミマでも

端末を使いファミマでもチャージ、買い物ができるようになった

端末を使いファミマでもチャージ、買い物ができるようになった

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 マニラ首都圏で都市交通用に導入されたプリペイドカード「Beep(ビープ)」の利用可能な店が増えている。

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 2015年にマニラ首都圏をめぐる都市交通MRT、LRTへ導入されたプリペイド式の非接触型の同カード。今年からマカティやグローバルシティーなどでバスやカフェなどでも徐々に使えるようになってきている。

 マニラ首都圏で約100店舗を展開するコンビニエンスストア「ファミリーマート」でも今月から利用できるようになった。フィリピンは庶民の金融機関の利用は非常に遅れており、銀行口座自体持っていない国民も多い。クレジットカードの普及も遅れており、通販が伸び悩んでいる一因ともなっている。

 マカティのインフラ系の地元企業に勤める30代のタキ・バランダさんは「銀行口座は昨年作った。長い時間待たされた揚げ句、何種類ものIDを提出して作った。銀行に最低限の預金を残しておかないとびっくりするようなペナルティーを払わなければならないので、口座を作る勇気がなかなか持てなかった。クレジットカードにも興味はあるが現金で自分の背丈にあった生活をしないと狂いそうで怖い。ビープカードはプリペイド式なので安心で、コインを持たなくて良いのもクール」とプリペイドカードの普及を歓迎する。

 「MRT、LRTに乗車する時には長い列に並び乗車券を買わなくてはならなかった。ビープカードは残高があればそのまま改札を通過できるので便利だが、オフラインで利用できず、地獄の行列に並ぶこともある。利用できる店舗やサービスを増やし、いつも使えるようにしてほしい」と今後の課題も。

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