マニラ首都圏でたこ焼き店「Tamayaki」が昨年2月の1号店開店以来、今年6月までに4店舗と順調に店舗数を拡大している。
1号店はマニラ首都圏サンファン市にオープン。オーナーのジャスティン・オイさんは「姉が中国に滞在中現地に展開していた『Tamayaki』を気に入り、フィリピンでできないかと相談があり、日本食ブームもありイメージは良いのではないかと開業した」と話す。家族が経営する自動車修理工場の一角を店舗とし、日本食レストランの営業も兼ねる。
マニラの気温は年中25度前後と常夏。日本では夏はたこ焼きの販売は振るわないが、ジャスティンさんは「フィリピンでは屋台でフィッシュボールの素揚げなど熱々のおやつは定番。熱々のおやつは寒くなければ売れないとは思わない」と強気だ。
フィリピンでは「縁起が悪い」とタコを食べることを敬遠する人たちもいるが、「断トツの人気商品」はスタンダードなたこ焼き「Seasoned Octopus」(115ペソ)。そのほか、カキに似た貝とチーズが入った「Mussels&Cheese」(125ペソ)、白身魚が入った「Fish Fillet」(105ペソ)なども人気があるという。
ジャスティンさんは「マニラは暑いのでジュースがよく売れる。たこ焼きのチェーン店は他にないので勝負するところもないが、ジュース店としてはまだまだ。ジュースがおいしいねと言われる店にしていきたい。100店舗を目標に、今後はフランチャイズで展開していきたい」と夢を語る。
サンファン店の営業時間は11時~22時30分。