マニラ首都圏マカティ市内に美容サロン「juncaplace」(G.F., Asian Mansion II, 108 Dela Rosa Street, Makati City)がオープンして6カ月が経過した。
オーナーの永留久之さんは福岡県福岡市内で「最も多くのサロンが集まる」天神にも店を構える。数年前にボランティア活動などで世界各国を回った時にフィリピンでも活動し、貧しい村だったがお礼にともらったコーラやお菓子に感動。永留さんは「市場調査をしたところ成長市場であり、優秀なスタイリストになり得る人材が低水準の賃金で豊富にあること、独自開発したトリートメントや技術を理解してくれる美に対する理解がある客層があると判断し開業を決断した」と振り返る。
さらに、「当店のコンセプトは『髪の質を美しくすること』、そのために髪を傷めるようなことは徹底的に排除した。大学の研究室などの助力を得ながら独自に髪を修復するスキームを開発した。マニラの女性たちの髪を輝くほど美しくしたい」と力を込める。
マニラでの人材育成に関しては、「スタイリストを育成するという点では基本は日本でもフィリピンでも変わりない。独自のカリキュラムを持っており、マニラで雇用した店長はゼロから始めたが半年で日本のスタッフと同等の技術を身につけた」と自信を見せる。
店名の「junca」は日本語の「純化」から。永留さんは「マニラでもスタイルを追い求めるばかりに髪に良くない施術や間違った薬剤が横行している。欠点を隠す足し算ではなく、本来の美しさを引き出す引き算の美を広めたい。そのため、フランチャイズ展開を予定している。5年以内に30店舗まで広げたい」と意気込みを見せる。
メニューは、カット(1,800ペソ~)、カラー(2,000ペソ~)。営業時間は10時~21時。日曜定休。