700社以上が出展したフィリピン最大級のフランチャイズ展「International Franchising Expo」がSMXコンベンションセンターで7月20日~22日、フィリピンフランチャイズ協会の主催で行われた。
高度成長期にある現在のフィリピンは経済成長著しく、毎月のように大型ショッピングモールやレストランが開業している。国内産業の力は弱いがそれを補って余りあるのが海外出稼ぎ労働者からの送金。給与水準の高いドバイやアメリカ、シンガポールなどで稼いだお金で国内に家やお店を持つことが出稼ぎ労働者の夢となっている。
ノウハウを提供してくれ、開業後の経営サポートもあるフランチャイズは海外労働者にとっては自分の店を持つ手っ取り早い方法となっている。会場にも多くの海外労働者たちが訪れていた。ドバイで働いていたというトニーさんは「15年間働いてためたお金でお店を持ちたい。たくさんの人たちに喜んでもらえるようなことがしたいがノウハウがないのでフランチャイズに興味がある。いろいろありすぎて驚いている」と話す。
会場では各本部がブースを出展し、加盟のメリットや加盟金などを説明。商品の販売、試食なども行い、各自のブランドをアピールした。
飲食ではキヨスクタイプと呼ばれる6平方メートルほどの店の出店費用が平均100万ペソ(=約280万円)程度、1年程度で投資資金の回収をうたう本部が多く、来場者は出展者の説明を熱心に聞いていた。