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マカティの日本式スナックバー再開 政府による一斉閉店乗り越え

バックバーには日本酒、焼酎が並ぶ

バックバーには日本酒、焼酎が並ぶ

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 マカティ市の日本人客の集まるバー「PAR5 SNACK BAR(G21,Sunver Plaza Building Arnaize Cor Amorsoro Makati)」が9月22日、営業を再開する。

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日本人にも人気のある飲食店やナイトクラブなどが多く入居しているビル群のオーナー不動産会社が8月14日、地代を政府に滞納していたことを理由に3日後の退去を言い渡された。入居していた数十軒の店舗は16日に営業を停止し、翌日政府に物件を明け渡した。

 その後、各店舗の経営者は当局との協議を重ね、暫定的な賃貸契約を当局と交わして営業再開にこぎ着けた。現在ほとんどの飲食店が営業を再開しているが、閉鎖騒動で設備を移転してしまったり、廃棄してしまい再開が遅れてしまったりしている店舗もある。

 同店は日本の「スナック」のようなスタイルのバーを10年以上続け、現地の駐在員などから人気となっていた。明るい従業員たちや店を取り仕切る藤井ひでおさんとの会話を楽しみに多くの日本人が訪れていた。突然の閉店騒動で、高齢でもあることから藤井さんは「完全閉店」を決意し、店の設備の大半を処分して退去した。

 その後、当局との協議で店が再開できると知った常連客らが、店の再開を要望。藤井さんがこれに応じ、常連客らと共に3週間ほどで再開の準備を整えた。

 ビールや洋酒のほか、日本酒や焼酎も提供するが人気は日本食のつまみ。特にじっくり時間をかけて作る日本式カレーは人気となっており、飲み会の帰りにカレーだけ注文する常連も多い。再開の中心的な支援者の野口太郎さんは「仲間で気楽に集まれる場所を守る思いで必死に再開させた。マニラのカレー好きが認めるカレーだけでも食べに寄ってもらいたい」と呼び掛ける。

 営業時間は19時30分~翌2時

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