ダバオのドリアンバーが最盛期を迎え多くの来店客でにぎわいを見せている。
ダバオは毎日、新聞の一面に話題を提供し続けている6月に就任したドゥテルテ大統領が長年市長を続けた地、町のあちこちには「我らの」ドゥテルテ大統領の就任を祝うポスターがいまだに多く貼り出されている。ダバオはフィリピンの中では珍しく台風の影響を受けない町と言われており、果物など台風の影響を受けやすい作物の栽培が盛んに行なわれている。
ダバオのドリアンバーのメッカは「マグサイサイ公園」の前のフルーツマーケットと言われており旅行客のみならず地元民も集まり甘いドリアンに舌鼓を打つ。
20年前にマーケットが立ち上がった時からドリアンの販売員をしている店員は「ドリアンのベストシーズンは7月下旬から11月までの短い期間。現在1キロあたり30ペソから60ペソ程度のドリアンだがシーズンオフが近づくにつれて値上がりし200ペソを超える価格になる。比較的安くておいしい今がおすすめだ。あまり知られていないがダバオのドリアンにも種類があり、中身が『黄色い』ドリアンは濃厚で食べるところが多くお勧め、値段も若干高いがぜひ挑戦してほしい」と呼び掛ける。
ダバオ流ドリアンの食べ方はビニール手袋を片方の手に装着してのずばり「手づかみ」。「ドリアンのやわらかな肉感を指で感じながら強烈なにおいと共に強烈な甘みの濃厚なコクを楽しんでもらいたい。ドリアンとアルコールの食べ合わせが悪いなんて科学的な根拠もなく迷信だろうが、お酒を飲んだ後でドリアンを食べると体調が悪くなると語る人もまだいるようだ。大丈夫だろうが念を入れてお酒は飲まずに来てほしい」とも。