マニラ首都圏パサイ市のSMXコンベンションセンターで6月10日~12日、漫画、アニメ、おもちゃなどサブカルチャーをテーマにしたイベント「TOYCON 2016」が開かれた。
会場にはアニメグッズを販売するブースやゲームなどのブースが立ち並んだ。入場料500ペソと1日の最低賃金並みの高額入場料金だったが、アニメやギークカルチャーファンなど多くの来場者でにぎわった。会場でアニメ本を日本から販売に来たというマチノさんは「去年も出展したが今年はさらにレベルアップした印象。来場客も増えている」と話す。
人気漫画「ワンピース」関連グッズなどを販売するピーターさんは「売れ行きは好調、モールなどでたまに日本アニメのバザールがあるがその何倍か売れている」とご機嫌だった。会場では、日本のアイドルグループをモデルに結成されたご当地アイドル「カワイイファイブ」のメンバーもブースの案内で参加し会場を盛り上げていた。
コスプレイベントも開催され、お手製のコスプレ衣装でマニラから多くのコスプレーヤーが集まった。日本のアニメも人気だがバットマンなどハリウッド映画のコスプレも多い。来場者の一人ターシャ・マサヨさんは「日本のアニメも面白いけど、日本語のままでは私たちは理解できない。ハリウッド映画は英語なのでそのまま理解できるし、アメリカのスターやセレブのことは、フィリピン人はよく知っている。もっと日本も頑張ってほしい」とエールを送っていた。