マニラ首都圏マカティ市パセオセンター内の「Sweet Baum Cafe(TEL +63-90-6503-5168)」に4月、新フレーバーとなるバナナ味が登場した。
通常のバームクーヘンよりもしっとりやわらかな口当たりが同店の特徴。バナナ味は口に入れた後、バームクーヘンの口溶けとともに、ほのかにバナナの香りが漂う。
同店は2012年12月に開業。出店を決めてから1年半ほどでオープンにこぎ着けた。「フィリピンにはバームクーヘンがほとんどなく、原材料の調達はまさに手探りだった。手に入る限りの原材料を集め次々にテストして品質を安定させるのは大変だった。バームクーヘン用のオーブンは日本からの持ち込みで、税関を通過するのにかなり苦労した」とマネジャーのシェリリンさん。
同店は日本人との共同経営で、味わいは日本人でも甘すぎると感じないさせないやさしい甘さとしっとりとしてやわらかいのが特徴。
メニューは、定番のバームクーヘンがプレーン、抹茶、いちご、チーズ、チョコ、バナナの6種(各60ペソ)。「バースデーによく購入される」という約20個のバームクーヘンを積み上げた「タワーバームクーヘン」(1,500ペソ)もある。生チョコレートも製造販売しており、小=150ペソ、大=250ペソ。
「将来は販売店舗の数を増やし、バームクーヘンをマニラの庶民のお菓子として定着させたい」とシェリリンさん。次はフィリピンの代表的な果物マンゴー味に挑戦中という。
営業時間は10時~21時(土曜・日曜は9時~18時)。