マニラ首都圏とセブで利用できるレストラン、店の会員割引カード「Enjoy(エンジョイ)」の会員数が5万人を突破した。
同サービスの会員になるには1995ペソの年会費が必要、会員になるとアルミの缶ケースに入った会員証とガイドブックが届く。ガイドブックの割引券や会員証の提示で会計時のディスカウントや1個買うともう1個もらえる「バイワンテイクワン」サービスなどが受けられる。
同サービスの開始は2009年6月で、上海で展開していたサービスをマニラへ持ち込んだ。サービス開始当時の加盟店舗は180店、6年たった現在は250店と大きくは増えていない。マーケティングディレクターのアルフォンソさんは「会員に喜んでもらえるサービスを提供してもらえない店は希望があっても加盟できない。無料会員サービスではないので会費に見合ったサービスを用意してもらわなくてはいけないので大変」と話す。
現在の加盟店は60%がレストランで、ビューティー、マッサージ、スパが続く。現在アンドロイドとiOS向けにアプリも配信しており、会員はスマートフォンの画面を提示するだけでサービスが受けられる。
「顔や姿を認証の技術を使ったCRMシステムを開発しようと構想中。将来より会員が楽しめるようなサービスが提供できるようにしたい」とアルフォンソさん。