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マニラの都市鉄道で新型IC「Beep Card」試験運用始まる ラッシュ時混雑緩和へ

ビープカードの試験運用を知らせるポスター

ビープカードの試験運用を知らせるポスター

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 マニラ首都圏の都市鉄道LRT2で新型チケットシステムの試験運用が7月20日、始まった。

試験運用を待つ新型ゲート

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 マニラ首都圏には3路線のLRT1、LRT2、MRT3と呼ばれる都市鉄道がある。開業は1984年のマルコス政権下。発展し続けるマニラ首都圏では渋滞が大きな社会問題となる中で比較的決まった時間に移動できる都市鉄道は多くの人々に利用されている。

 利用するには現在、窓口で行き先を告げ磁気カードを購入し、ゲートにカードを挿入し手でバーを押してホームに入る。朝、夕のラッシュアワーは非常に混雑し、窓口の前、ゲートの前にそれぞれ大行列ができる。

 「ストアバリュー」という複数回使える磁気カードも存在するが各路線間で使い回すことができず、それぞれの路線のストアバリューが必要となっている。

 今回の新システムの導入で乗客は「Beep Card(ビープカード)」と呼ばれるICカートを購入し非接触方式でゲートにかざすとバーが開き通り抜けることができる。ビープカードは3路線共用で使え、何枚ものカードを持つ必要はなくなる。カードはチャージすることで繰り返し使うことができ、最大1万ペソ(=約2万8,000円)までチャージできる。同時に自動発券機「TVMs」を導入し窓口での混雑の緩和も図る。

 将来的には電子マネーとしてお店やレストランでも使えるようになるといい、マニラっ子らの注目が集まっている。

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