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マニラのコーヒー専門店、本格的なシングル・オリジンが体験できると話題に

平日昼間は客足が途絶えることがない店内。1日の最低賃金466ペソの街で1杯160ペソのコーヒーが売れていく

平日昼間は客足が途絶えることがない店内。1日の最低賃金466ペソの街で1杯160ペソのコーヒーが売れていく

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 マニラ首都圏マカティ市に2013年11月オープンしたカフェ「Yard Stick Coffee(ヤード・スティック・コーヒー)」が、マニラでは珍しいシングル・オリジンが体験できると話題になっている。

「Hand Brew」コーヒーは計りでゼロコンマの分量を量りながら入れられる

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 同店は外国人が多く住むレガスピビレッジエリアの中心に位置する。来店客は外国人が3割ほどで、近隣のコールセンターなどのスタッフも多い。

 「もともとはカフェではなくコーヒー豆や焙煎(ばいせん)機やカフェ用のアイテムのショールーム、カフェのオーナーのコーヒー教室をする場所として借りたが、おししいコーヒーを広めたいとカフェも併設することにした」とオーナーのアンドレ・チャンコさん。

 コーヒーの流行は、スターバックスを代表する1970年代から人気がある深いりのシアトル系「セカンド・ウエーブ」から、ペーパードリップを用いた1杯出しコーヒーの「サード・ウエーブ」に移行中と言われている。同店では深いりのエスプレッソとペーパードリップの両方を提供している。

 人気はエスプレッソマシンで入れる「Black(ブラック)」(120ペソ=約312円)、「White(ホワイト)」(140ペソ=約364円)。ダブルショット(60ミリリットル)が基本で、シングルも指定できる。すぐに飲みたい来店客向けにリーズナブルな「Daily Brew(デーリー・ブルー)」(100ペソ=約260円)も用意されている。

 「コーヒー通の方に」と特別に用意しているのが「Hand Brew(ハンド・ブルー)」(160ペソ=約416円)。「同じコーヒーの『木』のみから取れたコーヒー豆を使って、お湯、豆ともに厳密に分量を量り、決められた湯温に注意しながら、決められた作法によって入れる」という。

 そのほか、12時間かけて湯を使わずに水から入れる「12Hour Hand Brew(12アウアー・ハンド・ブルー)」(160ペソ=約416円)は、通常のアイスコーヒーよりもマイルドで薫り高く仕上がるという。

 「将来の夢はおいしいコーヒーをフィリピン全土に広めること、世界中のおいしいコーヒーを探すこと」とアンドレさん。

 営業時間は8時~22時(日曜日は18時まで)。

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