マニラ首都圏で2店舗を展開するサラダ専門のファストフード店「Go Salads」の野菜スムージーが話題となっている。
1号店は2013年4月、マニラ首都圏ケソンシティーの外れで開業。今年3月にイーストウッドの大型ショッピングモール内に2号店を開いた。オーナーのシビー・ゴンザレスさんはニューヨークでフランス料理を学んだが、両親が農業を営んでいることもありサラダレストランを選んだ。
イーストウッド店のみで提供している野菜スムージーは「飲みやすい」と反響は上々。シビーさんは「フィリピン人は野菜嫌いといわれるが、以前は貧しく、いかに安く多くのエネルギーを取るかという観点で食事選びが行われてきた。必然的に肉類を甘辛く煮込んだり、焼いたりして食べられるだけのコメを食べる食習慣が身についてしまった。しかし、フィリピン、特にマニラ首都圏は豊かになっており、男性のメタボや女性のスタイルが意識されている。ジムやヨガがはやるように、ヘルシーフードも注目されている。飲みやすい野菜スムージーは健康に目覚めたマニラっ子に受けたのでは」と話す。
人気メニューはパイナップル、マンゴー、ココナツウオーターが入った野菜スムージー「The Jeepney」や、チキン、コーン、カシューナッツなどが入ったサラダ「Bayani Salad」(以上100ペソなど。サラダは7種類、野菜スムージーは6種類をラインアップする。
シビーさんは「マニラっ子に野菜の素晴らしさを広めたい」と意気込む。