マニラ首都圏グローバルシティーのフィリピン家庭料理店「Mamou a home kitchen(マムー・ア・ホーム・キッチン)」の「黒豚シニガン」が変わっていると話題になっている。
シニガンとはフィリピンでは日本のみそ汁ようなソウルフード。タマリンドという豆科の熱帯植物の酸っぱい実を調味料として使う酸味が強いスープ。豚肉、鶏肉、エビ、魚介類など好みや地域によって中に入る具材はバラエティーに富む。
同店の黒豚シニガン(395ペソ)は黒豚のスープをベースにトマトや数種類の野菜が入っている。ストアーマネジャーのアンドレア・アニー・モンタノさんによれば「酸味を抑えたシニガンはフィリピン人だけでなく、外国人にも評判が良い。日本人にも黒豚を使っているというとで『受け』が良い。普通透明なシニガンのスープが赤いので来店客は皆びっくりする」とほほ笑む。
同店はフィリピンの美食を家庭的な雰囲気で気取らず食べられる店というコンセプトで2007年にオープンした。人気メニューはフィリピンでは珍しい、牛肉を冷蔵庫で完全熟成させたドライエイジステーキ、最大28日間熟成させる「28Day Dry Aged USDA Prime Grade T-Bone Steak 700グラム」(2980ペソ)やアサリをたっぷり使ったパスタ「Mamou’s Linguine Vongole」(365ペソ)。
「食前に出されるパンは2種類で食べ放題。黒い『Whole Wheat(ホール・ウィート)』は全粒粉を使った小麦粉の甘さが感じられる、白い『Sour Dough』は柔らかな口当たりが特徴。どちらもオリジナル、一口サイズがうれしいと女性からも評判は上々」とも。
営業時間は12時~15時(土曜は11時~、日曜は10時~)、18時~22時30分。