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フィリピンのプラスチック免許証が通常発行へ 来年2月までの正常化目指す

免許証が交付されない異常事態は日常となっている

免許証が交付されない異常事態は日常となっている

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 発行が滞っていたマニラのプラスチック免許証が12月19日から通常発行される。

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 フィリピンの運転免許交付を管轄する陸運局(Land Transportation Office=LTO)が、マニラ首都圏に36ある免許事務所でプラスチック免許証を通常発行すると発表した。フィリピンでは今年初めから業者とのトラブルから免許証の発行業務が遅延しており、免許証の書き換え申請をしても新たな免許証が交付されない事態が続いてきた。

 プラスチック免許が発行されるまでの間、ドライバーは申請書の控えを免許として利用しなければならず、中には申請書の文言が読めないほどにボロボロの申請書を携帯しているドライバーもいる。申請書の控えには顔写真もなく、身分証(ID)としては利用できない。

 LTOは滞っているプラスチック免許証の発行を来年2月までには正常化したいとしている。

 財布に申請書を携帯しているというルイ・シーさんは「免許が発行されるのは良いこと。便乗して役人がまた賄賂を要求するようなことがないようにしてほしい」と期待する。

 メトロマニラでは免許証だけでなくナンバープレートの発行も滞っており、紙に手書きしたナンバープレートで通行する自動車もあり問題が指摘されている。首都圏は3つの行政組織が交通行政に関与し非常に複雑なシステムになっていることも問題が解決できない原因といわれ、免許問題の解決を皮切りに交通行政の改善が望まれている。

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