マニラ首都圏マカティ市のホステル「Z Hostel(ズィー・ホステル)」(5660 Don Pedro St MakatiCity」)が、2015年のオープンから1年たった。
マカティ市では既存のホテルが老朽化して建て替えや改装などが盛んに行われており、経済発展に合わせてビジネス客も増加、ホテルは不足気味と言われている。マカティの宿泊料は高騰している中、円高のあおりもあり、円建てでは4、5年前の倍近くになっているホテルもある。
同ホテルは繁華街「ブルゴスエリア」のはずれにあり、近年は韓国人が多く住む「コリアンタウン」も近い。マカティ市の中心部まで徒歩20分ほど、新興ビジネス街グローバルシティーへも車で20分と交通の便は悪くない。
オーナーの一人カオ・オカンポさんは「ヨーロッパやほかの東南アジアの国にはきれいで安心して使えるドミトリーがあったが、マカティにも必要と思い情熱を持って開業にこぎ着けた」と語る。同ホテルの女性用ドミトリーは朝食付きで899ペソ(約2,250円)とリーズナブルな価格設定で、。個室は朝食付き2,430ペソ(約6,075円)。
「マニラの安宿というと古いイメージがあるが変えたい。リーズナブルに宿泊してマニラでのビジネスや観光を充実したものにしてほしい。ホテル名の『Z』は熟睡のシンボル『zzz』から。安心して眠ることができるホテルをこれからも提供していきたい」とオカンさんは意気込む。