ブロードバンドテストとネットワーク診断アプリケーションを手掛ける「Ookla」のウェブ上で確認できるフィリピンの回線速度が「遅すぎる」と話題になっている。
同社のウェブページによれば7月1日~22日の集計では、マニラ首都圏で最も高速であるマカティ市の回線速度は毎秒4.86メガビット。東南アジア主要都市ではほぼ最下位の結果となっている。
東南アジア最速はシンガポールで同133メガビット。ほか、東京=113メガビット、香港=103メガビット、ソウル=57メガビット、台北=49メガビット、バンコク=20.3メガビット、ホーチミン=19メガビット、ジャカルタ=9.03メガビットとなっている。
マカティ市内の設計会社で働くジミーさんは「インターネットは早くなってきていると思っていたが、この結果を見てびっくりしている。日本人がフィリピンのインターネットは『遅い、途切れる』と文句ばっかり言っているのもうなずける」と語る。
政府は多額の投資をして回線速度を高め、安定させると宣言しており、今後の挽回が注目されている。