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マニラメガモールの日本食レストランがメニュー総入れ替え 紙鍋と陶板焼きメーンへ

陶板焼きは自分自身で好みの焼き加減に調理

陶板焼きは自分自身で好みの焼き加減に調理

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マニラ首都圏オルティガスの大型ショッピングモールSM Mega Mallの日本料理レストラン「魯山人(ろさんじん)」が7月22日、メニューを総入れ替えする。

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 マニラ首都圏の日本料理店は日本人観光客や現地駐在員をターゲットに開業してきた。日給500ペソ(=約1,400円)程のマニラの庶民には客単価が400ペソ(=約1,120円)以上の日本料理は高すぎると考えられていた。しかし、2年前からブームとなっている日本式ラーメンは350ペソ(=約980円)程度と庶民の日給にも相当する高額だが、若者が行列を作る店もある。高価でも日本食はマニラの人たち受け入れられてきている。

 「魯山人」マネジャーの小林健三郎さんは「来店客の95%はフィリピン人。昨年9月の開業からの売り上げは悪くない。ただ、魯山人でしか食べられないものはなく一般的な日本料理を提供しているので『これを食べに』当店に来てくださるといった来客がない」と振り返る。

 「オープン当初からの『オールマイティーな日本食が食べられるレストラン』というコンセプトをやめて『魯山人でしか食べられない日本食』を楽しんでもらえるレストランを目指す」と小林さん。

 新メニューは、紙鍋を使った「すきやき」と「鍋料理」、陶板で焼き上げる「ステーキ」と「陶板焼き」。アトラクションが大好きなフィリピン人を意識したというこれらの新メニューは固形燃料を使い来店客の目の前で調理し提供される。

 「Sukiyaki Kaminabe(すきやき・紙鍋)」(レギュラーサイズ=350ペソ)は濃い味を好むフィリピン人を意識して日本のすきやきよりも甘めに調理されているという。系列の焼き肉店での仕入れルートを生かして格安で提供するというオーストラリア産牛肉の「Asutralian Rib Steak(オーストラリアン・リブ・ステーキ)」(380ペソ)は、自分の好みで焼き上げる。

 「固形燃料が多すぎても焼きすぎになってしまうし、少なくては生焼けになってしまう、その調整に苦心した。当店を目指してここまで来てくれるリピーターを増やし、多くのファンを獲得したいと」とも。

 営業時間は10時~22時。

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