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マニラで旅行熱高まる-国内一番人気はボラカイ、海外は?

小さな事務所で旅行の手配をするプレシャスさん

小さな事務所で旅行の手配をするプレシャスさん

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 マニラ首都圏ケソンシティーの旅行代理店「ITS(アイティーエス)」(TEL +63-0917-506-5367)が開業から3月で3周年を迎える。

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 社名は「Instabook Travel Service」の頭文字から、「素早く便利に旅行予約をしてもらいたいという思いを込めて付けた」とオーナーのプレシャス・ジュン・スキヤンさん。24時間受け付けをしており、旅程、内容など柔軟に対応しているという。

 行き先で国内一番人気は「ボラカイ」。世界最高の島ともいわれるボラカイへはマニラから飛行機を降りた後、空港から港までトライシクル、船、そして島の港からホテルまでトライシクルと乗り継いで行く。ホワイトビーチと名付けられた延々と続く白い砂浜と青い海が特徴。昨年、アメリカの出版社によって「旅行好きが選ぶ世界で一番美しい島」に選ばれたパラワン島の人気も急上昇しているという。

 海外旅行では「香港」が飛び抜けており、特に女性に人気があるという。「香港はホテルも高額、食事も割高。しかし、マニラと比べ街がきれいで、何よりマニラよりも安く買い物ができるのが魅力」とプレシャスさん。フィリピンは6月から11月は雨期に当たり、台風や雨が多いビーチリゾートには向かないので海外旅行が増える。逆に12月から5月は乾期で、結婚式やビーチリゾートが集中するという。

 「将来はレストラン予約など、より多彩なサービスを提供できるようにしたい」とプレシャスさん。「日本観光ビザの緩和は特定の旅行代理店のパッケージツアーを利用した場合に限られているので、旅行客を香港に取られている。さらなる緩和に期待している」とも。

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