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クールジャパンビジネスマッチンググランプリ2015-グランプリはマニラのハロハロモール

グランプリを受賞したハロハロ・インク岡田代表

グランプリを受賞したハロハロ・インク岡田代表

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 1月20日に東京都内で開かれた「クールジャパン・ビジネスマッチンググランプリ2015」で、フィリピンでネットモールなどを展開する「HalloHallo,Inc(ハロハロ・インク)」がグランプリを獲得した。

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 国内外に対して優れた技術、製品、サービスを持つ企業の販路拡大を支援することを目的として開く同イベント。プレゼンターとして11社の経営者が、自ら手掛けるビジネスやプロジェクトを10分間の持ち時間で説明。有名企業経営者など10人がオブザーバーとなって採点した。

 グランプリを獲得したハロハロ・インクは2010年8月に創業し、マニラ首都圏マカティ市に本社を構える。フィリピン最大級のショッピングネットモール「HalloHalloMall(ハロハロ・モール)」やレストラン紹介サイト「HalloHalloTown(ハロハロ・タウン)」を運営する。直営サイトのほか、グループ会社での銀行、保険、自動車販売、不動産、旅行などの事業と、さまざまな分野で他社と「アライアンス」と名付けた緩やかなつながりで協業しており、マーケティングや顧客の囲い込みなどで市場への早期の浸透を図っている。

 今後は、日本にまつわるアイテムの販売、和食系のレストラン、さらに日本のアイドルグループなどのための劇場を併設する「クールジャパン」と名付けた商業施設の建設を予定。日本の洗練された洋菓子、和菓子、サプリメントなどを販売するフランチャイズ店「スイートハート」を、マニラ首都圏で120店舗同時オープンさせるプロジェクトにも取り組むという。

 ハロハロ・インク代表の岡田泰成さんは「フィリピンは日本から一番近い東南アジアであり、アセアンで最も成長著しい国の一つ。出生率も高く今後も旺盛な消費とともに高い成長の見込める市場。海外での事業なので困難なことも多いが、前を向き続けて事業を拡大してきた。まだまだ、多くの企業や専門家との協業を求めている。力を貸してほしい」と呼び掛ける。

 オブザーバーの一人は「リアルマーケットからネットビジネスへの進出は日本でよくあるが、ネットからリアルのアプローチは聞いたことがない」と驚きつつも「成功してほしい」とエールを送った。

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