見る・遊ぶ 買う 暮らす・働く

フィリピンの伝統クリスマスイルミネーション「パロル」、販売最盛期到来

もともとは紙と竹で作られていたパロル

もともとは紙と竹で作られていたパロル

  • 0

  •  

  世界で最もクリスマスが長いと言われるフィリピンで現在、独自の飾り物「パロル」販売が最盛期を迎えている。

1メートルのダンシングサンタは6500ペソ(=約16,900円)

[広告]

 フィリピンのクリスマスを彩るのは大小さまざまのクリスマスリースやクリスマスツリー、イルミネーションなど。特にフィリピンだけと言われている飾り付けが「パロル」。スペイン語で「ランタン」を意味するFarolが名前の由来と言われており、もとは紙や竹で作られた宗教的な意味がある飾り。キリストの生誕の地を照らす星をイメージしたものと言われている。現在では鮮やかな色使いの独特なイルミネーションとなっており、光を通す美しい「カピス」という貝殻が材料に使われる。

 カピス貝は州の名前や町の名前にもなっており、昔は窓ガラスなどに使われたという。今でも、土産や工芸品としての人気は高い。カピス貝がたくさん採れたことから名が付いたカピスという町はフィリピン独立後の初代大統領ロハスがこの町出身という栄誉をたたえて1951年「ロハス」と改名されたが、現在でも「カピス」または「ロハスカピス」と呼ばれることが多い。

 首都圏ケソンシティー「アラネタセンター」のイルミネーション屋台の店主ローランド・アドリアンさんは母の代からの「パロル」売り。毎年9月から販売が始まり11月末から12月中旬までが最盛
期という。価格は直径70センチほどの小が1600ペソ(=約4160円)直径1.3メートルほどの大が4500ペソ(=約11700円)。ローランドさんは「売れているのは大、ここ最近は景気がいい。パロルは全てそれぞれの店の手作り、フィリピンのクリスマスには欠かせない。10年近く日本にいたが日本のクリスマスはさびしいね」と話す。

 フィリピンのクリスマスは長い。BERが付く月は「ベル月」と呼ばれ9月からクリスマスの準備が始まる。12月15日夜に「シンガンガビ」と呼ばれる聖母マリアに祈りをささげるミサを皮切りに12月24日まで毎日ミサがあり、年明けの1月6日までクリスマス行事が続く。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース