マニラの異色隠れ家レストラン「Van Gogh is Bipolar(ヴァン・ゴッホ・イズ・バイポーラ)」nercourtyard 154Maginhawa St. Sikatuna Village, Quezon City)が人気を集めている。
店名の由来は好きな画家ゴッホから。店舗面積は40平方メートル、席数は約12席。自らの店を「アクシデンタル レストラン」と称するオーナーのジェトロ・ラファエロさんは「レストランは『おいしい』を感じる場所。それは居心地の良さとおいしい料理。科学的に『おいしい味』ではなく『脳がおいしい』と感じる瞬間を提供している」と話す。
2009年8月末にオープンして5年がたつが満席になることが多い。ジェトロさんは「気まぐれでやっている。私のコンディションが良くないと来店客にも良いものは提供できない。定休日は基本的に火曜日だが、営業しているかフェイスブックでチェックして電話予約してほしい」と呼び掛ける。
フィリピン随一のフィリピン大学などマニラの主要な施設が集まるケソンシティーの郊外、しかも商店と商店の間を奥に入ったところにあり、外には看板も何もないまさに隠れ家。ジェトロさんは「ここにたどり着くのは至難の業、看板も何もないのだから。でも探して見つける喜びも感じてもらえるのでは。ウェブには地図があるのでよく見て来てほしい」とも。
決まったメニューはなく、オーナーのジェトロさんがその日のインスピレーションで決める。注文方法もほぼセルフサービス、キッチンのベルを鳴らして、紙に名前と注文を書いて渡す。食べた後は客がキッチンまで皿を運ぶ。ジェトロさんは「オーガニック、ナチュラル素材にこだわっており、素材が持つ人間への効能を考えて調理している」と笑顔を見せる。
営業時間は18時~24時。火曜定休。