マニラ首都圏のセレブの間でミニチュア版野菜工場が人気を集めている。「Urban Farmer」と名付けられたこの野菜工場は、無農薬で速い速度で野菜を栽培することができるという。
食器棚サイズの工場は3段の棚に分かれており、土を使わない水耕栽培で野菜を育てる。外気とは隔てられているので害虫は入り込まず、気温が安定しているマニラでは一年中栽培できるという。
通常の土を使った栽培は土から水が激しく蒸発するため水をたくさん必要とするが、この装置では10%ほどの水で栽培可能で、農薬も使わない。植物の成長にとって必要な光線だけをLEDライトで照射し24時間成長させることができるので、通常の2倍の早さ、4倍の大きさに成長するという。
レタスなど鮮やかな緑黄色野菜を育てることで、部屋のインテリアとしても使えるとのこと。
価格は9万6,500ペソ。1カ月の電気代は300ペソほどという。