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マニラ最大級のおもちゃ博物館が人気を集める-ケソンシティー

3万点を超えるおもちゃたち

3万点を超えるおもちゃたち

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 マニラ首都圏ケソンシティーにあるおもちゃ博物館「Wow Toy Museum(99-101sgt. Rivera St.,Quezon City)」が人気を集めている。

館内にはまるでおもちゃの缶詰

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 マニラ最大級で唯一という3万点以上のおもちゃ収蔵数を誇る同館。ほとんどがジミー・マダラン館長個人の所有物といい、もともとは一般公開していなかったのだが、コレクターのうわさから、ジミー館長がコレクションと共にメディア出演したことがきっかけとなり見学の要望が相次ぎ、「特に学校からの問い合わせが多かったことから、物を大切にすることを子どもたちに伝えられたら」と開館に踏み切った。

 おもちゃを集め出したきっかけについてジミー館長は、「10代で父親を亡くした時。幼少のころ買ってもらったおもちゃに父親との思い出がいっぱい詰まっており、どんな小さなおもちゃも捨てずにとっておこうと思い立ったことから。その後も母親がおもちゃをプレゼントしてくれコレクションの数が増えていった」と話す。

 館内は、骨とう価値のある「ビンテージ」から最近のおもちゃまで7つのエリアで構成。テーマごとに展示室が見やすく作られている。ジミー館長が来日の際自ら買ったという日本のおもちゃも多い。「当館の注意事項としては、写真撮影はできるが、触ることや飲食は禁止。見学の奨励年齢は3歳~93歳(笑)」とジミー館長。

 最近では来館者からの寄付もあり、収蔵数が増えて続けているという。メンテナンスや修理をしなければいけない物も多く、ジミー館長は修理を見学者がいない期間に集中して行う傍ら、オリジナルおもちゃの製作も行っている。

 ジミー館長は「オークションサイトでは、小さいころ1ペソの値段だったおもちゃが、現在は数万ペソという値段で売買されている。大切な思い出が詰まったおもちゃは大事にとっておけば、将来、価値が上がって、もう一度両親からお小遣いを受け取ることになるかもしれない」と笑顔を見せる。

 入場料は150ペソ(団体割引あり)。見学可能時間は9時~17時。日曜定休。

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