マニラ首都圏でベーカリーショップが急増している。マカティ市にあるレストランスタッフも通う料理教室「The Maya Kitchen(TEL +632-892-1185)」でも、ベーカリー教室が一番人気となっている。
同教室の開講は1964年と非常に古く、フィリピンの料理教室の中では最古参の一つ。生徒は求職者やレストランの従業員、主婦、結婚前の新婦など、日本人駐在員の妻も受講に訪れる。
クラスはベーシッククラスなど段階的に基礎から料理を学ぶものと、ベーカリー教室、和食教室、デザート教室などがある。中でも人気なのがベーカリー教室。食パンから菓子パンまで、さまざまなパンの製法を学ぶ。
「近頃、ベーカリーショップがマニラに増え、大型スーパーなどの品ぞろえも充実したことから、製パン材料が手に入りやすくなった。オーブンレンジなど家庭でパンを焼ける設備の普及もそれを後押ししているのではないか」と同教室のマネジャー、ローリー・スビダさんは分析する。
同教室の親会社は製粉業も営んでいる。社名のマヤは昔のフィリピンの国鳥「マヤ」から。
ローリーさんは「ベーカリー教室だけではなく、料理の基礎から、さまざまな料理のレシピが学べる。新しい味と出合うことは、人生に新しい変化をもたらすことでもある。ぜひ、新たな料理を学んでほしい」と呼び掛ける。
火曜~金曜開講。受講料はビギナーベーキングクラス=7,000ペソ。