日本式とんかつ専門店「新宿さぼてん」が5月12日、大型ショッピングモール「グロリエッタ5」にオープンした。「グリーンベルト」「ランドマーク」などの大型ショッピングモールが集中する同エリア。1日の来場者数は10万人以上ともいわれ、その面積は12ヘクタールに及ぶ。
同店のフィリピンでの出店は2店舗目。初出店は2013年5月、タギッグ市グローバルシティー。利用客は、日本人はもちろんアジア各国、欧米と多岐にわたるが、最も多いのはフィリピン人のファミリーだという。
「店の運営で一番大変な事は食材の確保。基準以上の品質を確保するために15~20ものサプライヤーからサンプルを取ることもある。安定供給も課題の一つ」とチーフシェフのポルシア・ドミンゴさん。「日本食はレシピがしっかりしているので、きちんと同じ味を出すためにはレシピ通りに作らなくては同じ味にならない。フィリピンにある食材で本場日本の味を提供して、皆さんに楽しい時間を過ごしてほしい」とも。日本ではヒレ派、ロース派に好みが分かれるが、フィリピンでは圧倒的にロースが人気だという。
一番人気は「ロースカツ御膳」(S=390ペソ、L=440ペソ)。全ての御膳にはご飯、みそ汁、漬物、キャベツが付き、お代わり自由。「ねぎみそカツ」「みぞれカツ」などの変わり種も用意する。
営業時間は11時~23時。