マニラ首都圏で大きな揚げギョーザのような伝統料理「エンパーナダ」を扱う店が人気を集め店舗を増やしている。
エンパーナダはフィリピン独自の料理ではなくスペイン、ポルトガルの料理。エンパーナダは「包む」という意味のスペイン語。フィリピンに伝わったエンパーナダは独自の進化を遂げ、今ではすっかりフィリピン料理として定着している。
マニラ首都圏に3店舗を展開する「Empanada Nation(エンパナーダ・ネーション)(Makati店=101 Urban Avenue, Campos Rueda Bldg., Makati City)」は2010年にケソンシティーに1号店をオープンさせ2012年メガモール、2014年マカティと順調に店舗を展開してきた。
オーナーはもともとイロコスの出身。イロコス地方のエンパーナダの特徴は鮮やかなオレンジ色。同店のエンパーナダも鮮やかなオレンジ色をしている。
「スタッフの教育はたいへんだけれども、良いロケーションがあればオルティガスやアラバン、マカティにもまだ出店したい。エンパーナダだけでなく出身地のイロコス、イロカノ料理も広めたい」とオーナーのエリス・チューさんは今後も出店意欲旺盛。