マニラ首都圏でイベントや広告用の大型LEDディスプレー付きトラックが話題になっている。
子どもの誕生日パーティーなど個人のイベントにも貸し出されるという
同トラックを展開するのは広告会社「Hikari Sunrise Advertising Inc(ヒカリ・サンライズ・アドバタイジング・インク TEL=+63-999-993-6477)」。「最初はソーラー発電でLEDディスプレー広告を運用するアイデアをひらめいたが、ライセンス申請などいろいろ課題があり、ならばトラックに積み込んでしまえと巨大電飾トラックが生まれた」と責任者の吉田かずきさんは話す。
昨年、トラックを改造し試験を繰り返して商業使用に耐えることができるものが完成。今年3月から本格的に事業を始めた。フィリピンは平均気温が約25度の常夏の国、コンピューターや電飾は排熱が課題となる。「トラックには発電機が乗っており、発電しながらLEDを発行させる仕組み、冷却のために家庭用エアコンを積み込んだり、自重にトラックが耐えられるよう重量バランスの調整などに苦労した」と吉田さん。
現在は2トン車15台、10トン車1台、バックパックのように背負うタイプのLEDディスプレー100台を用意する。料金は2トン車1日=8万ペソ(約20万8,000円)、10トン車=12万ペソ(約31万2,000円)。
「もっと台数を増やしていきたい。個人・法人問わずマニラのイベントをトラックディスプレーで彩りたい。今後は総合広告会社として発展していきたい」とも。