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マニラの日本人向け英会話スクール、独特な指導方法が話題に

旺盛なサービス精神で「全ての生徒が英語を話せるように」とフィリピン人英語講師陣

旺盛なサービス精神で「全ての生徒が英語を話せるように」とフィリピン人英語講師陣

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 マニラ首都圏ケソンシティーの日本人向け留学英会話スクール「English Breakthrogh」の英会話指導法が独特だと話題となっている。

笑顔が絶えないフィリピン人講師

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 英会語上達を目指す日本人の語学留学先といえば米国やオーストラリアがこれまで一般的だったが、マニラ首都圏で日本人向けの英語会話スクールが急増している。日本からのアクセスが良いこと、都市生活では英語が公用語として普段から使われていること、スクール講師の人件費が安いといったことが挙げられるという。

 同校の神谷俊介さんは、かつて日本の大手人材派遣会社で勤務していたビジネスマン。神谷さんは「29歳の時に香港で勤務する機会があったが、英語がうまく使えず悔しい思いをした。そこから一念発起し、フィリピンの語学学校とビジネススクールで学んだ。自分が苦労して学びながら得た独自の英語学習方法を広めたくなり、2008年に同校を開校した」と話す。

 神谷さんは「日本語は母音と子音の組み合わせでできており、元来、日本人の耳には子音が連続するような発音は聞き取りにくい。さらに、英会話の発音では『タ』が『ダ』に変わったり、リズム良く聞こえるように単語のつながり部分の発音が消えたり、変わったりする、これがほとんどの日本人には聞き取れず、英会話に苦手意識を持つ理由の一つになっている。このハードルを乗り越えるために聞き取りにくい、または聞き取ってもらいにくいポイントを学ぶ方法と教材を開発した」と熱を込める。

 講師の採用に当たっては、「TOEIC」で基礎英語力をチェックした上で、面接で神谷さんとマネジャーが指導に必要な素質を評価して該当者を選抜。十分な研修期間を経て講師に招く。レッスンはパターン練習と発音練習を2本柱にしており、計13冊の独自教材にまとめられており、教材を使ってしっかりと基礎を学んでからフリー英会話の「練習試合」を何度も繰り返すことで、生きた英語が体に染み込んでいくという。

 1対1のレッスンを担当する講師は現在60人ほど。スクール内には英語ポリシー宿舎があり英語以外の会話は禁止。生徒は英語漬けの生活を送っている。

 「つながる、消える、変わる、上がる、下がるという英会話での規則を学び、聞き取れる、聞き取ってもらえる英語をマスターしてほしい。もちろん生徒は英語が話せないから英会話学校に来る。初心者でも経験豊かな講師がエスコートする」と神谷さん。

費用は4週間で約6万円~(宿泊費等込み、渡航費、ビザ取得費、諸税が別途必要)。レッスン時間は9時~19時。

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