マニラ首都圏で現在、iPhone、iPadなど米アップル社製品のカスタマイズと修理を専門に手掛ける「SpexAppeal」が人気を集めている。

昨年5月の1号店から1年強で4店舗目を先月オープンした。iPhoneなどスマートモバイルがフィリピンに普及したのはここ5年のこと。以前は携帯といえば、プリペイド携帯が主流だったが、現在は日本に匹敵するほどのスマートフォンユーザーが増えており、iPhoneの修理やカスタマイズの潜在的需要に期待が掛かる。

　同店のオーナーでアップルドクターを自称するジェルモア・マニュエル・カブレラさんは「iPhoneの修理で一番多いのは水没とガラス面の損傷。修理費は水没の場合、ケース・バイ・ケースだがガラス面の交換は例えばiPhone5Sならば3500ペソ、バッテリー交換ならば1500ペソ」と話す。

　フィリピンではプリペイド携帯が主流でジャンクショップのようなところで新品や中古携帯が売られている。修理やバッテリー交換もそこでできる。「当店の強みは正規のアップル社のトレーニングを受けているところ」とジェルモアさん。

　アップル社製のものなら何でも修理を受け付けている。出張修理にも応じており、出張料は1時間500ペソ～。「店名はインパクトを重視してセックスアピールと何でもできるスペックを持っているという意味からの造語。将来の夢はSMストアの全店にお店を持つこと」と意気込む。

　営業時間はモールの営業時間に準ずる。