マニラ首都圏の主要エリアを運行するジプニーの乗車料金が2月10日、1ペソ値上げされ8ペソとなった。
マニラ首都圏の市民の足となっているジプニーは日本製の小型貨物などを改造して作られている。ジプニーは誰でも自由に走らせることができるわけではなく、政府の許可の下、規制に従って運行する。運行するエリアごとに運賃も決まっており、政府は燃料代などの動向を見ながら運賃を決定する。原油の値上がりとペソ安の影響で燃料代が高騰しており今回の運賃値上げとなった。
利用者によっては2路線、3路線を乗り継いで通勤通学しているので、利用者によって1カ月あたり50~150ペソ程度の影響が出る。
燃料代の高騰から一時値上げされた運賃が2016年の大統領選挙直前に前政権によって値下げされたことから「選挙対策」とも冷やかされた値下げだったが、約半年で元の運賃に戻った。