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マニラ空港のトランジット宿泊施設、開業1年

日本人にはなじみの深いカプセルルーム

日本人にはなじみの深いカプセルルーム

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 マニラ空港ターミナル3のトランジットラウンジ・宿泊施設「The Wings Transit Lounge(ザ・ウイング・トランジット・ラウンジ)」が2015年6月にオープンして1年たった。

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 マニラ空港のターミナル3は比較的新しい設備で飲食店や免税店なども充実している。世界的な各種アンケート調査では「世界一不便」と評価されることもあり、政府も汚名返上に取り組んでいる。

 ターミナル3は経済の中心地マカティ市に近く、空港出口の目と鼻の先に高速道路の入り口がありアクセスは至便。空港周辺は高速道路の延伸工事が行われており、現在は常時渋滞しているためマカティ方面の利用客には人気がある。

 仕事でアメリカから国内線に乗り換えることが多いというジョージ・ジョーンズさんは「(同ラウンジが)開業するまでは空港内に宿泊施設がなく不便だったが、夜をまたぐような乗り換えも苦にならなくなった。マニラは渋滞が多いからホテルまでの往復時間も体を休めたい時には時間がもったいなかった」と歓迎する。

 同ラウンジ内には17の宿泊用カプセルルームと16のツインルーム、1つのファミリールームがあり、利用料金はカプセル1,000ペソ(=約2,500円)、ツインルーム1,800ペソ(=約4,500円)、ファミリールーム3,200ペソ(=約8,000円)。マッサージサービスもあり1時間675ペソで利用できる。

 マネジャーのキッツ・タグルさんは「快適な空の旅のために24時間営業の宿泊施設を活用してほしい。12人のテラピストがいるマッサージも『疲れがほぐれる』と人気なので試してほしい」と呼び掛ける。「セブやダバオなどトランジットの需要のある空港にも宿泊施設を作りたい」とも。

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