マニラでスーツケースに着せるTシャツ型の「ラッゲージカバー」が「フィリピンらしい」と話題になっている。
ラッゲージカバーを販売するのは、マニラ首都圏でトラベルグッズを企画製作する「Wonder Skye(ワンダースカイ)」。同社の創業は2014年10月。シンガポールのメディア関連の仕事をしていたオーナーのビアンカ・ララナガさんが帰国後、好きな旅行に関わる仕事をとグッズの企画を始めた。
「ラッゲージカバーは空港で『同じようなカバンばかりで見つからない、間違う、傷付き汚れる』といった経験から思い付いた。デザインはフィリピンの著名なデザイナーから若手まで幅広くお願いしている」とビアンカさん。「昨年来のマニラ空港職員などによる銃弾混入などにも効果があるので、事件発生以来販売数が3倍になった。ラップでぐるぐる巻きにするのも効果的だが開けるのが大変だし、おしゃれじゃない」とも。
価格は、Lサイズ=1595ペソ(約3,987円)、Mサイズ=1395ペソ(約3,487円)、Sサイズ=1195ペソ(約2987円)。
重量計付きラッゲージバンドや防水リックサックカバー、膝掛け毛布が入ったネックピローなどのラインアップも販売を始めた。商品は公式サイトで注文を受け付けるほか、メトロマニラのモールや空港でも販売。「今後は東南アジアや中国、日本のマーケットを狙いたい」とビアンカさんは意気込む。