マニラ首都圏ケソンシティーに2月14日、日本人がプロデュースする美容サロン「Junca Salon」(+63-2-416-0740)がオープンした。
マニラ首都圏は日系美容サロンの進出が相次いでいる。総合プロデュースサーの永留久之さんは日本の福岡県にもサロンを展開する。「ミスユニバースジャパンの大会でビューティアドバイザーを担うほか、海外のヘアショーなどで講師を務めるなど、国内外での豊富な経験をもとに、今後の美容業界への貢献を果たしたい」と海外進出を志した。
「数年前にボランティア活動などで世界各国を回った時にフィリピンでも活動し、貧しい村だったが、お礼にともらったコーラやお菓子に感動しフィリピンでの事業展開のきっかけとなった。マニラは訪問した中でも一番伸びしろがあると感じた」と永留さん。
スタイリストは6人で全員がフィリピン人。「日本品質」のサービスが提供できるように永留さんが厳しく指導しているという。マニラでの人材育成に関しては、「スタイリストを育成するという点では基本は日本でもフィリピンでも変わりない」と自信を見せる。
同サロンはフィリピンの2大テレビ局の一つABS-CBNの隣という立地もあり、オープニングセレモニーにはテレビ局関係者も駆け付けた。
店名の「junca」は日本語の「純化」から。永留さんは「マニラでもスタイルを追い求めるばかりに髪に良くない施術や間違った薬剤が横行している。欠点を隠す足し算ではなく、本来の美しさを引き出す引き算の美を広めたい」と意気込む。