マニラ首都圏の乳幼児向け音楽教室「Kindermusik(キンダーミュージック)」が人気を集め、6教室まで拡大している。
キンダーミュージックは40年前にアメリカで開発された音楽発達プログラム。歌う、聞く、見る、動くなどの多様な音楽的な経験が得られるようにプログラムが作られている。
マニラ首都圏で同教室を広めているのは、スーゼット・ユーコーさん。自身も2人の子どもを持つ母親。「教室を始めたのは7年前。最初は自宅の一室で始めたが、すぐに生徒数が増え近くに移転した。現在ではマニラ首都圏で6教室が開かれており、全ての教室のプログラムを管理している」という。
教室は0歳~1歳半の乳児教室から、5歳以上のビッグキッズ教室まで年齢に合わせ4段階を用意。「音楽の楽しさ、学習する喜び、自信、両親や教師への尊敬が学び取れるようにプログラムが作られている」とスーゼットさん。
授業はタガログ語ではなく英語で行われ、歌は各国の言語そのままで歌う。生徒たちには自然に各国語の発音が刷り込まれていくという。スーゼットさんも日本語、フランス語、アフリカの諸言語などを流ちょうに話す。
「フィリピン各地に教室を作って、より多くの子どもたちに音楽との素晴らしい出合いを提供したい」と夢を膨らませる。
授業料は1カ月4回(1回は45分)で2,900ペソ(=約7,540円)。