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マニラの新年 爆竹、花火のけが人は3分の1に

空に向けて撃たれた銃弾が落ちてきて当るという笑えない事故も

空に向けて撃たれた銃弾が落ちてきて当るという笑えない事故も

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 大みそかから新年を迎えたマニラ首都圏、年越し前から各所で恒例の爆竹と花火に火が付けられ各所で火事も発生したが、けが人は例年の3分の1にとどまったようだ。

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 2016年6月に就任したドゥテルテ大統領の目玉政策のひとつがクリスマス、年末年始などに恒例となっている爆竹や花火の禁止。フィリピン全土で爆竹花火を禁止する法律は成立していないが、大統領を先頭に政府は自粛を呼び掛けており、自治体では禁止を実施しているところもある。

 大統領が禁止にこだわるのは花火や爆竹の中に火薬量の多い物が含まれており思いがけない爆発を起こし、また、どさくさにまぎれて拳銃を打ち鳴らす者などがいてけが人が続出するからだ。さらに悪い事に犠牲者の大半は子どもで頭に銃弾が当たる、花火で全身大やけど、指や足などを失うなどまさに悲劇が繰り返されている。

 例年の犠牲者数は約1000人、地元紙などの報道によれば今年は350人程度にとどまったようだ。

 政府は今後も爆竹、花火を禁止していくとしておりマニラの風物詩はなくなろうとしている。

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